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【雑多】be there【短編集】

第22章 【呪術廻戦】DOOR【4】







数年前、男は立ち続けることを諦めて苦しみの鎖から解き放たれた。
心地よい痛みが男の心中の痛みを和らげてくれた。

目の前には白い煙がたちこめ、気付くと男は階段を上っていた。
どこまでも続く階段をどこまでも上っていった。
不思議と疲れはなく、そして男はこの行動を理解していた。

そのうち階段にも終わりが見えだし、男の前に扉が現れた。

男はまた、この場所に戻って来ていた。
扉の向こうには椅子がある。











































――――――男はまた、立ち続けていく。




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