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【雑多】いつかどこかで【短編集】

第14章 【五条&七海】死んだ方がマシだった【R18】






ちゅ…と、お互いの口唇の間に唾液の糸を引き、唇が離された。
五条は、はー、はー、と胸を上下させ必死で呼吸をしているを強引にうつ伏せにすると、七海の吐き出した精液との愛液が滴るそこに、自分の雄を前触れも無しに突き入れた。
あまりの衝撃に、声にならない悲鳴を上げが目を見開く。
構わずに、そのまま律動を開始した。

「っあ"あ……、う"ぅ、っは……やぁ、ああっ……!!」

最奥、子宮口まで容赦なく突き入れられ、堪えようのない圧迫感にが涙を流しながら呻く。
背後から突かれているからは見えないが、五条の顔には普段の人を喰ったような笑みは無く、酷く無表情だ。

身支度を整えながらその光景を見ていた七海は、そっと部屋の奥に移動する。
間違い無く不機嫌な五条をこれ以上刺激しては、自分はともかくが悲惨な目に遭いかねない。
あのような無表情な五条など、七海とてそうそう見ることは無いのだ。
奥で溜め息を吐く七海の耳に届くのは、の悲鳴とソファーが軋む音、そして行為時特有の、人間の皮膚と皮膚とがぶつかる乾いた音。

「うぁああっ!!あ、ぁああ、ッふぁ……、あぅっ……、」

ソファーに頬を押し付け、臀部だけを五条に高く上げさせられた形で深くまで突き入れられる。
涙と額から流れる汗、開きっぱなしの唇から零れる唾液が、黒皮のソファーに垂れヌラヌラと光を反射した。
快感と苦しさで朦朧とする頭に、よぎる疑問。

私、五条さんの事怒らせた…?



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