第4章 【五条悟】嫌よ嫌よも。【R18】
「いやだいやだいやだッ、離して、や、だぁ―――ひッ!」
「抵抗すんな!」
荒げられた怒気の籠った声に、びしりと身体が硬直する。
「オマエは俺に逆らえない、だろ?何か勘違いしてるみたいだけど、オマエは俺のものだ。おもちゃなんだよ。他の馬鹿なやつらどもの前に素っ裸で放り込込まれたくねえだろ」
する……と、五条の長い指がの身体を這う。
下の、割れ目の部分を服の上からゆるりとなぜられて体が凍った。
そこは、その部位は。おもちゃ。素っ裸。放りこむ。まさか。
「オマエが人としての人権を守っていられるのも俺の一存のおかげだ。俺の言葉一つで、オマエをどうとでもできることを忘れるな。俺に体を差し出すのと、薄汚い狸共相手に腰を振ることを強制されるのと、どっちがましだ?」
その言葉には説得力がありすぎた。
最強と謳われる五条は、呪術界にとっては貴重な人材。
多少なりとも彼の我儘は通って来た。
つまり、五条が一言でも「いいよ」と言ってしまえば、の身体は名前も知らない男ども弄ばれることを意味している。
それを理解してしまい、の身体は固まった。
五条は馬鹿にしたような笑みを浮かべた後、の腰を撫でた。
嫌なのに。やめて欲しいのに。
声を出すことは叶わない。
あまりの衝撃に、思考が分裂する。
「わかったんなら、大人しくしてろ」
五条の唇が、舌が、脱がされ粟立つ肌を舐め上げる。
胸の頂きに緩く吸い付かれても、は反応することができなかった。
五条の指が、何度も割れ目をゆるゆるとなぞりあげる。
その指先がすっとズボンの中に入ってきても、は動くことができなかった。