第1章 血鬼術【宇髄天元/＊】

急に声音が落ち始め必死に抱きつく円華には驚いたが、問われた言葉に何を思ったのかおおよその見当はつく。

円華には継子として厳しい修練を課してきた。生き抜いてもらうために。でなけりゃ俺も困る。
円華が居るから俺も死ぬ訳にいかねぇ。

互いにそれを確かめ合っていたんだが、最終的に愛の告白をされた事で円華の中で再熱する欲棒が昂りはじめる。
安心したのか円華の体は程良く力が抜けていて、愛液で濡れそぼっている蜜壁を擦りながらゆっくりと腰を引き、ぱちゅん、と肌のぶつかる音とともに律動を再開した。

「っ、ああぁ！…はぁっん！…あっ、ん！」

「…円華っ、覚え、とけ…っ、例え、お前に懇願、されようが、…くっ、…離す、つもりねぇっ、からな！」

「んっ…、う、んっ、あぁ！、うず、いさっ！う、んっ…私、も、…ずっと…っ」

その思いを円華の中に刻み込むかのように欲棒を突き付けた。
俺に組み敷かれている円華は動きに合わせて嬌声を上げ善がる。俺がそうさせていると思うと優越感すら感じる。

「…円華、っ、…愛してる」

「っ！、そ、れっ、ああっ、っ！…ずる、いぃ、ぁ、あっ、…ん、っあああぁぁ！」

「くっ、…っ！」

俺の言葉に反応するように果てた円華。同時に蜜壁の搾り取るような圧に俺は奥歯を噛み締めた。
先程我慢していた分まだまだ円華の中を堪能したいが、円華の意識がそろそろ危うい。

「円華、あと少し、頑張れ、よ…っ」

「え？！、ヤッ！、ま、てっ、ああぁ！今、だめ…っ！」

上体を起こし彼女の柔らかい太腿を持ち抱えると、己の肉棒で蓋をしているというのに、潤んた秘所から愛液が漏れ出ている結合部が露わになる。
それを見た俺は高揚する感情の昂りが抑えられず、獣のように円華を求め、狭まる蜜壷に欲棒を根ねじ込んだ。

「あ、もっ！…だ、めェっ！まっ、たぁ！…ふっ、あああぁぁぁっ！！」

「はっ、…クッ…円華っ、俺も…っ」

円華が果てたのを合図に蜜壁が噛み付いてきた。その圧に俺は腰を引き抜き円華の腹部に吐精した。
気付けば円華は既に意識を手放し、可愛い顔で寝息をたてていた。