第4章 寝顔【不死川実弥/*】
───ピチャ、ヂュッ
「あぁぁっ、んん…!やっ、ァ!す、っちゃ、だ、め…!」
「…嫌か?善がってるようにしか見えねェが」
帯で縛った両手が実弥の頭を退かそうと押してくるが、それは頼りない力で効果を成していない。
円華の脚が閉じないよう内腿を手で抑えながら、赤く小さく膨れた花芽を吸っては舐め、押しつぶすように舌先でクリクリと転がす。
そのすぐ下にある蜜壺は実弥の指を既に二本咥え込み、グズグズに濡れた其処からは愛液が滴り、布団に染みを作っていた。
先程の口淫以降、実弥の執拗な愛撫に理性や羞恥心なんかもすっ飛んだのか、円華は抑える事もせずにひたすら嬌声を上げていた。
───グジュっ、プチュ
「あぁっ!んぁっ、さ、ねみく!…あ、あっ、んっ」
卑猥な音を立てながらぐちゃぐちゃに指を掻き回し、花芽にねっとりと舌を押し付ける。
「ヤぁっ、…だ、めっ、ハァっ、イッちゃ…っ」
円華がそう嘆いたところで、実弥はピタリと動きを止めた。
「んんっ、や…っ、ま、たァ…っ!」
絶頂間近で止まる行為に円華は体をビクビクとさせ、まだかまだかと腰を押し付けるようにうねらせる。
「なんだっけか?俺が飛んだとこ見たい、っつったか?…おめェが飛んでどーすんだよ」
何度目かの絶頂目前で円華が何を思っていたのか吐かせたまではいいが、その思惑通り、円華の口淫で実弥の理性は飛びかけた訳だ。
実弥の言葉にも反応できずにいる円華は大きく必死に堪えていた。
徐に自分の腕で口元を覆ったかと思えば、噛み付こうとするのを見た実弥は腕を掴み止めに入る。
「…噛むんじゃねェ」
「…うー…、っ、も、ゆる…し、てっ」
縛られた彼女の両手が絡むように実弥の手に重ねると、頬に擦り寄せながら涙目になって懇願する。
「ほんっと…どこで覚えてくんだ、んなこと」
正直、こっちも我慢の限界ではある。
さっきから自身の欲棒はタラタラと先走りを垂らしているのも自覚している程だ。
円華の両手を縛る帯をするりと解くと、腕をグッと引っ張り上げて、実弥の上に跨ぐように座らせると、円華は実弥の首にしがみつくように腕を回し肩口に顔を埋めた。