第4章 寝顔【不死川実弥/*】
仰向けになった事で円華のすらりとした綺麗な曲線美な体と、均整美な豊乳が姿を見せた。
以前、円華が店に並んでいるのを一目惚れしたとかで買ってきたランプ。
自分で買ったランプで自分照らされていれば世話ないが。
(…相変わらず唆る体してやがる)
頬を赤く染め、熱を持ったかのように揺れる瞳が伏し目がちに見上げながら、円華の華奢な手が実弥の胸元に触れた。
「…実弥くんも…脱いで?」
少しひんやりとした心地のいい左右の手が襟元から入り込み、夜着をするりと肩から下ろした。
「やけに積極的だなァ?…欲しィんか?」
促されるまま袖から腕を抜き、再び組み敷いた円華の秘部に膝を押し当てる。
「─っ、ん…っ、実弥、くん、見てたらっ、欲し、くなって…っ」
「…チッ、…煽ってんじゃねェ」
桃色の唇をした小さな口を塞ぐように口付けを重ねた。
奥に逃げるように引っ込んだ舌に甘く吸い付いては噛み付き、咥内を犯すように貪ると角度を変える度に水音が響く。
───ピチャ、クチュッ
「円華…舌ァ出せ」
言われるままに遠慮がちに出された舌に重ねるように絡め合わせ、とろりと銀の糸が二人を繋いだ。
物欲しそうに眼を潤ませる表情は艶かしく、滅茶苦茶にしてやりたい衝動に駆られそうになる。
実弥の理性が徐々に削られていく中、するりと円華の腕が実弥の首に巻き付き、ねっとりと唇を押し付けてきた。
「んっ、…は、さ、ねみく、…す、き…っ」
「─っ、クソ…、…後知らねェからな」
普段は遠慮シイのくせに、どこで覚えてきたのか絶妙なタイミングで煽りにかかる癖がある。
…処女奪ったのは間違いなく俺だからどこもクソもねェが。
応えるように深く重ねた口付けを押し返しながら、形の整った膨らみを下から鷲掴むと、掌に少しあまる大きさで気持ちのいい弾力と重さを感じさせる。
その頂きにあるぷっくりと主張するように立ち上がる蕾を引っ掻くとビクンっと体を捩らせた。
「ん、ふっ、…んー…っ」
思うように声が出せずにいる円華の口をゆっくりと解放してやると、酸素を体内に送り込むように体で息を繰り返した。