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貴方とかくれんぼ[ky]

第28章 目覚め


「うーん……」

 目を開けると、自分のベットの上。

 よく見慣れた家具と部屋に、あの大きなパソコンもないし赤い化け物ももういない。

 あるのは、テーブルの上のノートパソコンだけ。

 そっか、全部夢だったんだ、と私は気が付いた。

 トントン。

 その時、控えめにノック音が聞こえて、お母さんが扉の向こうから声を掛けてきた。

「ユメ子、話があるんだけど……ちょっといいかしら」

「今行く」

「部屋で話してもいいのよ? すぐ終わるから」

「……?」



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