【WIND BREAKER】愛なんて知らなかった(R18)
第8章 ※歪み
「…っ……ははっ…」
反則だよ…本当に。
ズプりと沙良ちゃんのナカに入ると、自身が全て埋まるのを見つめた。
ゆっくり、ゆっくり出し入れすると、ヒクヒクと震えながら締め付ける沙良ちゃんの表情が目に入り、陰核を優しく擦る。
『ん……ぃゃ……』
フルン、フルンと柔らかく揺れる胸が俺を誘う。
チュ……チュク、と舌で転がしながら吸い上げるとナカがビクビクと震えながら跳ね上がる。
『ぅぁっ……そ…れ……』
「沙良ちゃんさ……」
沙良ちゃんの瞳を見つめながら、少し冗談めかして言った。
「俺の事…結構好きでしょう?」
意地悪く質問しただけだった。
いい答えなんて勿論期待していなかった。
なのに…
『…っ……ぇっ……』
真っ赤に染め上げた頬をして目を見開き、キョロキョロと視線を泳がせる沙良ちゃんに面食らった。
口元を押さえながら、消え入りそうな声がポツリと言った。
『わか……ない……』
俺は呆然として沙良ちゃんに顔を近づけると、唇を重ね、貪るように舌を絡めた。
『んっ……ふっ…』
涙が零れ落ち、舌で涙を掬った。
メイクの味なのか、苦味が口に広がる。
もしかしたら…
かすかな期待に胸を膨らませると、そこからは…
割れ物のように正常位で沙良ちゃんを突き、沙良ちゃんの体に欲を吐き出すと、そっと離れた。
以前のようにあっという間に寝息をたてる沙良ちゃんの寝顔は、こんなに愛しかっただろうか…と思いながら。
"自分でっ…できるので…"
思い出すと笑ってしまう。
あの時の沙良ちゃんの、素に戻るのが早いことったら。
ティッシュで丁寧に、お腹にかかった欲を拭き取ると、優しく蜜口も拭った。
ヌルっとした感触が伝わる。
『ん……』
「………」
沙良ちゃん、俺…
少し脈ありって思ってもいいの?
それとも…
沙良ちゃんの綺麗な体に咲いた赤い華を、じっと見つめた。
「なんで蘇枋なんかと…」
座位とバックは慣れてなさそうだった。
座位の慌てようからして、初めてだったようにも感じられた。
蘇枋とどこまで、何をしたのか確かめたくて色んな体位を試したとは、流石に本人に言えない。