【WIND BREAKER】愛なんて知らなかった(R18)
第7章 ※本当の私
『んっ……んむっ……』
舌が乱暴に動き、息をする間も与えられない。
蘇枋君の服を必死に掴み、ぎゅっと目を瞑る。
「沙良ちゃん…梶さんに…こうやって…無理矢理されたんじゃないよね…?」
ツウ…と垂れた銀糸を拭う蘇枋君の表情があまりに大人びて、妖艶で…ドキリとした。
『違うよ…私も…したいと思ったの…』
「そう…じゃあ…」
蘇枋君は私の左足の太腿の裏に手をかけ、ゆっくりと押しながら足を開かせると、下半身を滑り込ませて体を起こした。
「俺ともする…?」
髪をサラリと揺らし、口角を上げる蘇枋君。
『…っ……』
今スカートを下から覗かれたら下着が丸見えだろう…
それに、下着部分に丁度当たる蘇枋君のソレが、情事を思い起こさせて恥ずかしくなってしまう。
『しっ…しない……』
捲れかけたスカートを真っ直ぐにしようと手を伸ばす。
「…そう…残念だな…」
蘇枋君は伸ばした手にそっと口付けた。
長い睫毛が伏せられ、心臓が早鐘を打つ。
『蘇枋君…あの……
蘇枋君は私の事………』
どう思っているか…なんて、自意識過剰な質問をしていいのかどうなのか考えながら恐る恐る聞くと、ふっ、と笑って私を抱き起こした。
「好きだよ。
そっか…伝わってるんだと思ってた。
ごめんね。」
『…………』
「君の事が好きだよ、沙良ちゃん。
だから俺と一緒にいてほしい。他の誰にも…
そんな可愛らしい姿見せないでほしいな…」
頰に手を滑らせ、優しく微笑んだ。
そうだ、今日はメイクをしてもらっていたんだ。
『ありが…とう…
けど私、好きな人がいるの…ごめんね…』
「梅宮さんでしょう?
知っているに決まってるじゃない。」
『え………』
「ふふっ…俺は人間観察に長けているんだよ。
けど安心して。俺と…他に少し鋭い人間くらいじゃないかな。気付いているのは…」
『そう…なんだ…………
だから蘇枋君とはその…』
「いいよ、梅宮さんの事が好きでも。」
『え………?』
蘇枋君は再び私を寝かせると、スカートを捲り、下着を剥ぎ取った。
『ゃっ……蘇枋っ…君…』
「大丈夫…俺のを挿れたりしないから。」
そう言うと蘇枋君は顔を蜜口に近づけ、陰核を舐め上げた。
『ゃっ……んっ…やめてっ…汚い…から…』
「汚くないよ…可愛い……」