『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】
第7章 荼毘という男《※荼毘》
辞めてくれるはずもなく思いきり私の中に入り込んでくる荼毘のもの
「あーあ、入っちまったなあ?」
「…抜いて…よ」
「はっ、さっきまでの強気はどうした?」
ゆるゆると腰を動かし始めた荼毘は「はぁ…ホークスの言う通り最高だな」と呟く
「んぁっ…やめ、て!」
「やめて欲しそうな顔には見えねえけど、どうだ?見えるか?」
爆豪くんに話しかける荼毘だが返事は返ってこない
「無視なんてひどいなぁ」
荼毘の両手が私の首にかかり、だんだんと力が入っていく
「く、るし……ッしんじゃ…うっ」
「さっきも言ったろ、殺しはしねぇ」
首に手をかけたまま何度も腰を打ちつけてくる
見かねた爆豪くんが急に大声を出す
『くそヴィラン!俺が仲間にな_____っ』
「爆豪くん!!!わたしは…大丈夫だからっ」
私を守る為に仲間になると言ってくれようとした爆豪くんの言葉を遮る
もしここでそう言ってしまえばそれこそやつの思惑通りだ、それだけは絶対に嫌だ
「こいつ大丈夫らしいぜ!」
嬉しそうに話す荼毘は先ほどよりも両手に力を込めてくる
首の締められる力が強くなるほど足に力が入り、そのせいで嫌でも荼毘のものを締めつけてしまう
「あー…すげぇ締まる、」
早く終わって、お願い終わって…!
そう願うことしかできない
「こんな風に抱かれたことねぇだろ?
きっとヒーロー様は優しくするんだろうよ」
腰を強く打ちつけてくる刺激と首を絞められたことで酸素がうまくまわってこないせいで意識が飛びそうになり、下半身がなにか生暖かい感覚がする気がする
「見ろよ!こいつ潮吹いてやがる!」
そう言ってる荼毘の声もほとんど頭に入ってこない
もうほんとに死んじゃう…
そのタイミングで首にかけられた両手の力が弱まる
「…かっ、はぁはあ、くっ、はぁ」
やっとまともに呼吸ができる様になり酸素を思い切り吸い込む
「潮まで吹いて最高だな。そんなによかったか?やっぱ優しく抱かれるだけじゃだめだよなあ、よーく言っとけヒーロー達に」
私の顔を掴んで言う
「私はこうされるのが好きですってな」
髪を引っ張り無理矢理爆豪くんの方に向かされる
一瞬だけ目が合うと爆豪くんはすぐに目を逸らし、体にまとわりつくロープを外そうと体をよじらせ続ける