『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】
第7章 荼毘という男《※荼毘》
キッと睨みつけると、荼毘は嬉しそうに
「その目…前と同じだな」
と言って立ち上がる
「…そいつに触んじゃねェよ」
「おーおー、こんな状況でも口は立派だな褒めてやるよ」
「何が目的だ」
「目的?強いて言えばそうだなあ…お前らを痛めつけること」
その言葉に背筋が凍る
「…冗談だ。俺の言うことさえ聞けば痛いことはしない、言う事を聞けばな。」
「言うことってなによ、また個性をコピーしろってこと?」
「まあ、簡単に言うと俺たちの仲間にならないかって話だ」
「っんなもんなるわけねぇだろ」
「それは残念」
そういうと縛られている爆豪くんに向かって思い切り蹴りを入れる
「かっ…はッ」
「爆豪くん!!!」
「んで、おまえは?」
私の方に視線をうつして聞いてくるが、恐怖で口が動かない
「お前の個性便利だよなあ、俺ら人手不足なんだ…けどお前の個性があればそれも解決する。あっちの男は戦闘要員ってとこだな」
あっちの男とは爆豪くんのことだろう
「…お前に断られるのは俺らからしたらけっこうな痛手なんだ」
そう言ってまた私の前にしゃがみ込むと「なあ?」と顔を覗き込んでくる
「…んない」
「は?」
「…仲間になんてなんないっ!」
「ならもう無理やりしかねぇな」
私の髪の毛を掴み上に持ち上げる
「さわんなっつったろ!!」
「なに?お前らつきあってんの?」
「関係ねェだろうが」
「モテる女は大変だな、おまえホークスのセフレなんだろ?ホークス言ってたぞお前の体最高だってなあ。」
え、セフレ…?しかもなんでホークスが荼毘と…
そう考えていると荼毘は私のロープをほどき、体を自由にすると背面で拘束されていた手錠を一旦外し正面に付け替える
「お前らが付き合ってんなら、話がはやい
おい爆豪、よーく見とけ」
私のことを引っ張ると少し大きめのソファに押し倒す
「手始めに俺のコピーしろよ」
前の時の様に荒々しくキスをしてくる
もちろん私はコピーする気などない
「なあ聞いてくれよ。さっき、おまえに背格好の似た女焼き殺したんだ。そいつすげぇ可愛い声で鳴いてくれんのな。あー…思い出したら興奮してきた…」
この男狂ってる…
それと同時に恐怖で体が震える