『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】
第7章 荼毘という男《※荼毘》
プルルルル…プルルルル
4コール目でスマホを取り出す
「はい」
「雄英の援護をしてるらしいわね。ずいぶん余裕そうだけどあなたには他にやるべき事があるんじゃないの?」
会長からそう言われると「もうバレちゃいましたか。さすが公安、情報が早い」と呆れ声で返事をする
「しかし前回の事件あなたもご存知でしょう。ここの生徒を今までと同じ様に自由にさせておくのは危険すぎる。狙われている子は特にだ」
「わかってるわ。あなたの事務所のサイドキックを配置しなさいそれで問題は解決よ」
「事件に関わった俺が擁護するのが1番得策だと思ったんですがね。」
「…話は以上よ」
ツーッツーッ
はぁこわいこわい
まさかこんな早く情報が伝わるとは思ってもなかったな
俺はサイドキックに電話をし明日からの雄英の件を伝えると通話を終える
もう少し長くちゃんと一緒にいれると思ったんだけどなー
俺はこの時の判断を後から後悔する事になる
無理にでも雄英に残っていれば良かったと
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「ホークスさん!!!爆豪くんとさんが攫われました!!!」
数日後サイドキックからの電話で今起きたことを知らされる
「っ!相手はわかってるのか?」
「ヴィラン連合の奴らです、黒霧という男が突如現れ2人を連れ去りました」
「急いでさがせ!」
ポケットからスマホを取り出すとちゃんに電話をかける
プルルルル…プルルルル…プツッ
くそっ!つながらない
電話帳をスクロールすると今度は違うやつに電話をする
プルルルル…プルルルルル
「なんだ」
「勝手な行動されちゃ困る。荼毘、そこにいるんだろ雄英の生徒2人」
「あれー伝えてなかったけか?わりぃわりぃ」
とぼけるように言う荼毘に苛立ちを覚える
「いま2人とも気持ちよさそうに寝てるよ、起きたらどんな顔するか楽しみだぁ」
「どこにいるんだ。2人を、ちゃんを解放しろ」
「ちゃん?お前まさか知り合い?あー…なんかそういえばさっき譫言の様にホークスたすけてとか言ってたな」
荼毘は笑いながら挑発する様に聞いてくる