『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】
第6章 幸せと恐怖《※ホークス》
「おい、なんかえろくねぇか?」
の顔は体温の上昇で火照り、全体的に汗ばんでいる。そんな姿に峰田はすぐに目をつけた
「あ、あれはえろいな」
「轟ばっかずりいぞ!」
上鳴も同感する
「ちょ写メ、上鳴スマホ持ってねえのかよ!」
「教室に置いてきちまったーー!」
そんな会話をしている2人の元に剛翼が飛んできて実践に付いて来ていたホークスによって口を塞がれたかと思うと、今度は爆豪くんの爆破によって視界を遮られ2人は涙目になっている
あー、なんかクラクラしてきた
「おい!」
轟くんが焦った様に叫ぶと、私はそのままパタリと倒れた
「はぁ、はぁ、」
「大丈夫か?」
私のことをひょいっと抱えお姫様抱っこすると、顔を覗き込んで心配そうな表情で見つめてくる
轟くんの綺麗な顔で見つめられると、それどころではないはずなのに心臓の鼓動がバクバクと強くなっていく
「たぶん熱中症だ……それに脈も早ぇ」
脈が早いのはきっとあなたのせいです…なんて言えるわけがなく
「おい半分野郎!てめぇなにした」
「熱中症だと思う。体温調節がうまくできなかったんだろう」
爆豪くんが目を釣り上げながら轟くんに詰め寄る
「よこせ、おれが保健室連れて行く」
「いや俺の責任だ。俺が責任持って連れて行く
「あァ!?俺が連れてくっつったら連れてくんだよ」
半ば強引に轟くんから私のことを引き取ると、そのまま私は爆豪くんに保健室に連れて行かれた
連れて行く途中に私たちのことを見つめているホークスに爆豪くんが勝ち誇った顔をしたのは、私は知る術もない
リカバリーガールは不在らしく私はベッドに優しく下される
轟くんの熱中症処置によって外されたブラジャーのホックや緩められた衣服を見ながら「あいつ、むっつりかよ」なんて爆豪くんは1人でキレている
しばらくして授業終了の合図の鐘がなりホークスが保健室に入ってきた
「ちゃん、大丈夫?」
カーテンからひょっこりと顔を覗けてくる
「うん、もうだいぶ良くなったよ」
「爆豪くんもお疲れ様。あとは俺に任せて」
「んや、まだいる」
「No. 1ヒーローになる男がここで遅れを取るわけにはいかないんじゃない?」
私は爆豪くんにお礼を言うと彼は教室に戻った