• テキストサイズ

『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】

第4章 揺らぐ心《※爆豪》


気になって理由を聞こうと相澤先生のところへ向かい、職員室の扉を開けようと伸ばしかけた手をピタリと止める

「ですが校長、このまま部屋に置いておいては危険です」

「それは私もわかっているさ」

なにか話をしている相澤先生と根津校長先生の声に耳を傾ける

「個性の効果が切れるまでに何日くらい位かかるんですか」

「そうだね、過去のデータから見るに大体2日前後。爆豪くんにはその間耐えてもらうしかないね」

え、いま爆豪くんって言ったよね?
耐えてもらって何?大丈夫なの?

「犯人の詳しい個性はわかったんですか」

「ああ、彼の個性はあらゆる欲を全て性欲に変えることができるらしい。今までもあらゆる女性にその個性を使って性犯罪をして来た」

「はぁ、なんですかその個性…」

どうやらプロヒーローと一緒に街を巡回中に事件に巻き込まれヴィランの個性をくらってしまったらしい

「爆豪くんが心を寄せている人と行為をしたら2日もかからずに個性は解けるんだがね」

その言葉を聞いて私は彼の部屋へと走った

爆豪くん、きっと今苦しんでる!!
私のこと好きって言ってくれてたから、私としたら、個性解けるかもしれない…!
爆豪くんずっと私のこと気にかけてくれてた
今度は私が力になりたい

夢中で走り、爆豪くんの部屋の前に着きドアをノックする

「あ"?」

不機嫌そうな声で返事が返ってくる

「ごめんね、だけど」

「なにしに来た」

「今日休みだったから気になって…」

「…帰れ」

「……聞こえちゃったの、相澤先生と校長先生が話してる会話」

そう言ってドアノブに手をかけるとガチャっと開いた。たぶん何かあった時に先生たちがすぐ部屋に入れる様に鍵はかけるなと言われてるんだろう

中に入ると大量の丸まったティッシュ達とベットで荒く息をしながら丸くなっている爆豪くんの姿が見えた

「だ、大丈夫!?」
心配になり側にかけよるが
「さわんなっ!!」
爆豪くんの手によって払い除けられる

顔を見ると個性の影響か頬がうっすら赤くなっており普段の爆豪くんの雰囲気とは違う

「個性…解けるまで二日前後かかるって。」

「聞いた、とんだくそ個性だ」
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp