『ヒロアカ』I want you【ホークス・爆豪・荼毘】
第3章 忍び寄る影《※ホークス》
冷たい風が入ってくる気配で目が覚めた
あ、そうか昨日窓閉め忘れて寝たんだ
「よいしょっと…」
重たい体を起こして窓を閉めに行く
ベランダを見ると昨日の出来事を思い出す
最後ホークスは振り返ってくれなかった
けどあの時、あなたの肩が少し震えていたように見えたのは気のせい?
ちょっとでもわたしのこと好きじゃなかった?
わからない
ホークスのことが全然わからない
こんなに好きなのにわたしホークスのこと何にもわからない
学校…いく気分じゃない
休んだらお茶子ちゃんに心配かけちゃうかな
こんなんで休んでたらヒーローになんかなれないと自分を奮い立たせ支度をする
洗面台の前に立ち髪の毛を梳かしていると、昨日ホークスが最後につけていった首元の印に目がいく
もう会えないならこんなの…つけないでよ。