第14章 ちっちゃいこ
ぎゅー···
「ママ··ママ··」
「ごめんね~ワースさん。」
「····助かりました、ワースの為に」
きょとん
「当たり前です!オーターさんに見られちゃったな··私の魔法」
「漆黒の死神、昔会った事があります」
「そうなんですか!?」
カチャ
「その者は鮮やかな赤色の髪をして瞳は深い海色でした。そして」
『人は本当に、守りたい物がある時··自分を犠牲にしてでも大切な人を守るんだ』
すっ
「私に大切な言葉を教えてくれた···もう怖がらなくていい。アリアは···私の隣で笑っていてくれ」
ぎゅ···
「··ワースもすまない。お前に寂しい思いをさせてしまい··。私が父親の操り人形になってしまい苦労を··すまない」
「ん~?パパ?すきだよ」
「オーターさん」