第14章 ちっちゃいこ
ふわっ
「まだ皆には内緒じゃの。おやすみ」
くらっ
「えっ、急に眠気··が··」
ばたっ··
「アリア··は··」
ばたばたばた··。
「何故記憶操作したんですか」
「まだ、早いからじゃ。アリア君の為じゃ」
「此度は私の父親が迷惑を掛けました」
きょとん
「はて、何か迷惑掛けたかのぉ」
カチャ
「···恩にきります」
✿✿✿
ぱちっ
「んっ」
ひょい
「起きましたか」
「!?近いです」
目が覚めたら医務室で寝ていた。
胸元のネックレスは無くなっていたが代わりにオーターさんから渡された指輪にネックレスが使われていた。
あの後聞いたが、ワースさんのお父さんは目が覚めた時何も覚えておらず、心做しか優しくなっていたと聞いた
ワースさんはまだ子供のまま
そして皆も校長先生の魔法により記憶改ざんされていたと言う