第14章 ちっちゃいこ
「お前か!!"漆黒の死神"!!」
「アリア、落ち着きなさい(強く感じる魔力)」
ひるんではいけない。
だが私でさえ感じてしまう
近づいたら殺気で殺される。
何が正しい
父を止めるのか
アリアを止めるのか。
何を迷う暇がある
神覚者として第一に動くべきだろ
なのに····
(···怖い)
普段明るく優しく接してくれるアリアではない今目の前にいるのは
伝説の"死神"
スうぅ···チャキッ
「···父親なのに、何故息子を愛さない。何故差別する」
「はっ!魔法界には当たり前だ!出来る奴等が上に立ち出来ない奴等は消していく。それが当たり前だろ。そんなことも分からないか死神。ならいい話してやる!ワースはな、二本線でありながら兄より出来ない出来損ないだ!」