第14章 ちっちゃいこ
ぐっ··ギリィ
「ーー··貴様(流石にオーターさん関連だと何も手が出せない)」
···ビリリッ
ゾワァ!!!!
『!!??』
今確かに広場にいる全員が感じた
恐怖
悪寒
息が詰まる感覚
(誰だ··このメンバーは痣が1本のはず··まさか)
ざわざわ··
「ランスくんや··ドットくんを貶して··」
「アリア··ちゃん」
ゴゴゴ···びきびき
「終いにはワースさんを攫ってく、てめぇは··」
カッ!!
ぶわわっ!!
「私の大切な人を貶した犯罪者だ!!」
「なっ!急に魔力が膨大に膨れて··痣が四本···深淵の··じゃない。知ってるぞ」
怒りで溢れた魔力により髪色が鮮血になり
瞳も海色から漆黒以上の黒