第2章 新たな一歩
先生「全員席に着いたかー?」
皆「はーい」
先生「じゃあ先生は授業のプリント取りに行ってくるから、お前ら隣の席の人と軽く自己紹介でもしとけー」
自己紹介か、、黒尾くんのこと全然知らないしいい機会かも
「自己紹介かー。じゃー俺から。名前は黒尾鉄朗。部活はバレーやってる。あとは、、サンマの塩焼きが食べ物の中だと好き、くらいだな」
『バレーやってるんだ。確かに身長高いし向いてそう。』
「ちっさい頃からやってんだよねー」
「じゃあ次さん」
『えっと、名前は。部活は入ってない。どこか入りたいなって思ってたんだけど、迷ってるうちに時間経っちゃって、、、』
「なるほどねえ。」
「さんさぁ。バレーに興味ない?」
『んー、見るのは楽しいし興味あるけど、運動神経悪いし運動部は向いてないかもなあ。』
「じゃあ、選手じゃなくてマネージャーはどう?」
「うちの部マネージャーいないから、さんがマネージャーになってくれたらめっちゃ助かるなーって」
『マネージャーかぁ。ちょっと興味あるかも。』
「まじ?」
『うん、ちょっと考えてみるね』
「うん、頼むわ。なんか聞きたいことあったらなんでも聞いてくれていいから。」
『分かった、ありがとう』
お礼を言って笑いかけると、何故か目を逸らされた。
「(顔整ってるなとは思ってたけど、笑顔可愛すぎんだろ、、)」
先生「はーいじゃあそこまでー。授業はじめるぞー。」
まさかのマネージャー勧誘されてびっくりしたけど、部活入りたいと思ってたし、ありだなあ。今日の放課後ちょっと体育館覗いてみよっかな。