第2章 新たな一歩
その日の昼休み。
?「ねえ、さん。ちょっといいかしら。」
『はい、?わ、かりました。』
誰だ。クラスの女子なのはわかるけど、話したことは無い。名前も知らない。何をされるのやら。。。。
『あの、、誰ですか??』
「私は花宮かおりよ。あなた、黒尾くんたちと仲良いの?林間合宿のグループ一緒に組んでいたけれど。」
『私が1人でいたから声かけてくれただけだよ。それ以上でも以下でもない。』
「なんなの?あなた。あんたみたいなやつが黒尾くんと一緒のグループなんて生意気なのよ。」
ああ、やっぱり黒尾くん女子に人気なんだな。ことを荒立てないようにしないと。
『変なことはしないから安心して。1人な私を気遣って入れてくれただけだから。』
「そ、そうなの?それならいいけど。。変なことしたらただじゃおかないわよ。」
『うん。』
そう言うと花宮さんは去っていった。
『はあ、また面倒なことになりそうだな。。。』
その後教室に戻ると、昼休みが終わるチャイムが鳴り、5限目が始まった。
先生「はーい、じゃあ言っていた通り席替えするぞー」
席替え!?知らなかった…1列目にはなりませんように……
先生「こっちの列からくじ引いてけー」
私の番か。えっと、、26番、、、、
お、1番後ろの列だ!ラッキー!
私は自分が引いた番号の席に着いた。
?「お、さん隣?」
この声は、、
『黒尾くん!?』
まさかの黒尾くんと隣。。。緊張するけど、ちょっと嬉しいかも。
「隣、よろしくな」
『うん、よろしくね』
その頃、花宮さんからすごい目で睨まれていたなんて、知る由もなかった。
花宮「(あいつ、黒尾くんの隣ですって!?林間合宿のグループだけじゃなく教室の席まで、、、、許せないわ。)」