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奥まで愛して —お嬢様✖️溺愛執事—

第1章 お嬢様、誘惑する。




「…………ほんと、最低…………っ」


肩で息をしながら。
ハイセを睨めば。


「皇のその顔、それだけで抜けそう。写真撮っていい?」
「変態」
「凝りねぇな、おまえ」



ぐ、て。
割れ目を広げて。
今度はもう片方の指先で、突起を弄ばれて。



「や、だ、って、ば!!ハイセ!!」


両手を思い切りグーって殴るけど。
そんなことしたってハイセは容赦なくあたしを追い詰める。


「はい、せぇ…………っも、ほんとにやぁ」



イきたい。
イきたい。
イきたい。



のに。




きっとまたイかせてなんてもらえない。



無理。
おかしくなる。


おかしくなる。
16歳から。
はじめてを捧げたあの日から。
ハイセしか知らないこの身体は、ハイセに教えてもらった快感しか知らない。
ハイセがくれる快感がどんなものか。
知ってるから。
何度も何度も何度も抱かれて、ハイセのくれる快感に慣らされたこの身体が。
ハイセが与える最上級の刺激に耐えられるわけなんてないじゃない。

そう。
耐えられるわけ、ない。

から。

だから。


「…………あかちゃん、ほしいの!!」




思考回路なんて。
きっとまともじゃなかったんだ。
ハイセがあたしをこうしたの。
こんな身体にしたの。
ハイセの与えてくれる快感に、抗う術なんて、知るわけない。
大声でまくしたてた、あと。
一瞬指先の動きが止まって。
だけど。
すぐにその動きは再開した。
登り詰めるためだけに、動く指先。
くるくると円を描いて。
押し潰された瞬間。



「————ッ、あ、ぁああ!!」




呆気なく。
ハイセに誘導されるように身体の熱を昇華した。
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