第12章 私のヒーロー 谷崎潤一郎
谷崎Said
潜入捜査も無事終わり、事務所への帰り道。
今日はナオミとは買い出しに行っている。
心配だ、はかなりの美人だからだ。
男がホイホイやってくる。
しかも本人に自覚が全くないため、余計に厄介なのだ。
ナオミも美人だが、その辺は理解しているのでまだ安心なのだが。
その不安が的中する電話が鳴る。
「ぁあ、ナオミ?どうしたの?」
ナオミからの連絡に俺は走り出した。
が強姦男と戦っている。連絡してもでない。
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男「っくく、こりゃ良い女だな。さっきの奴よりも良い。」
『きっとすぐ警察がくるわよ』
男「そうだな、だがここの路地はややこしい。すぐには見つからない。ヤれら時間はある。」
男の手が私のスカートの中に入り、脚を撫で回す。
男「いいねぇ、その反抗的な目。逆に唆られる。」
男は顔を近づけ私の首筋を舐め、胸を揉まれる。
気持ちが悪い、吐き気がする。
脚を撫でていた手が上に上がり下着に手がかり、脱がされる。
男も自身のベルトに手をかける。
男の荒い息が耳に響く。
もうダメだ。頭に浮かぶのは今朝の谷崎くんの顔。
「気をつけるんだよ!特には!!」
ごめん。約束破っちゃった。
涙が一筋流れた。 男のモノがあてがわれる。
痛みに備えて目を閉じる。
「!!」