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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第12章 私のヒーロー 谷崎潤一郎


今日はナオミちゃんとおつかいに来ている。
いつもは谷崎くんも一緒だが、今日は潜入調査があるらしく不在。

『よし、これで備品揃ったかな?』
ナオミ「そうですわね!あれ?」

ナオミちゃんが、首を傾げながら指を刺す方を見る。
路地裏で見えにくいが、私と同い年ぐらいの女性が男に馬乗りにされている!

私は咄嗟に体が動いた。

女「いやー!!ん、ん、ん」
男「うるせぇな、すぐ気持ち良くなるから大人しくな?死にてぇか?っう!」

私は後ろから蹴りを入れて男を気絶させる。

『大丈夫ですか?ナオミちゃん!彼女を連れて早く逃げて!』

ナオミ「分かりましたわ!でもさんは!?」

『この人を警察へ渡さなきゃ、きっと前科もあるはず』

ナオミちゃんはすごく心配していたけど、これでも私も体術には自信がある。彼女たちを逃し、男に近づく。

拘束をしようと男に手を伸ばすとその手を掴まれた。

『っつ!』
男「やってくれたなぁ?痛じゃねーか!」

すぐに抵抗しようと手を解こうとするも、力が入らない。
もしかして、、、

男「気付いたか?俺は触れたものの動きを止めることができる。異能力者だ。お嬢ちゃん?さっきの借り返してもらうぜ?」

男に押し倒された、、、、


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