第11章 年上の彼女 中原中也
気まずい雰囲気が流れる。
その空気を破ったのはさんからだった。
『私も嘘ついてた、ほんとは練習で誘ったって言われてちょっとショックだったの。』
驚いた。彼女の言葉に耳を傾ける。
『中也がポートマフィアに入ってからずーっと気になってた。でも私は年上だし、今の関係を壊したくなくて。』
俺はさんのマティーニを一気に飲んだ。
「なぁ、俺ん家来ないか?秘蔵の葡萄酒があんだ。」
彼女は黙って頷いた。
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『っん、はぁ。んぁ、ぁ。』
部屋にはさんの甘い声と、ベッドの軋む音が響く。
ベッドの下には互いの服が無造作に落ちている。
「っ、たまんねぇ。」 『ん、ぁや!』
ある一点を攻めると彼女は身体をビクンと反応させた。
そこを中心的に攻める。
『っぁあ!ん、はぁ。ぁあ!や!』
「っん。良いの間違えじゃねーのか?すげぇ締めてんぞ」
シーツを握りしめている手に俺の手を絡めさせて、深く口付けをする。
腰の動きを早め、彼女を絶頂へ導く。
『っん。ぁ、もぅ。だめ、っんぁ!』
「っん、はぁ、好きだ、好きだ。。」
『わ、私もちゅーやが好き。ンぁあ!』
彼女が達したと同時に俺も達した。
はぁはぁと肩で息をする彼女の隣に寝転がり、抱きしめる。