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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第11章 年上の彼女 中原中也


---翌日----
全然寝れなかった、、、。

あの後すぐに立原におすすめの店を教えてもらい、そこへ連れて行くことにした。

「待たせた、行くか。」
『中也とご飯行くの久しぶりね、楽しみ。』

なんでこんな可愛いことを平気で言えんだ。っと心の中で疾く。

広津のアドバイス通りにエスコートをし、店へ向かう。

『うわー、ここ行ってみたかったところなの。流石は幹部様ね』
「それなら良かった、なに食う?」

そこからはあっという間だった。
飯を食い、他愛のない話をしたりした。

『美味しかった!ご馳走様でした。ありがとね、奢ってもらっちゃって。』
「俺から誘ったんだ、飯くらい奢る。」

『今度は私が奢るね!この後どーする?』

待ってました!と言わんばかりに俺は広津から教えられたバーに誘う

「ここの近くに、広津のおすすめのバーがあんだ。そこへ寄るつもりだが、一緒に行くかぁ?」
『広津さんのオススメなんだ!気になる。ご一緒しても?』

勿論!っとは言えず、ぁあ。と答えバーへ向かう。

店内は落ち着いた雰囲気で、如何にも広津が好きそうな感じだ。

俺は気になっていた葡萄酒があったので、それを頼む。
彼女はマティーニーを頼んだ。

『そういえば、広津さん達が言っていた練習ってなぁに?』
「年上の女の扱い方だ。」

『なるほどね!気になる人でもいるんだ。あっ!紅葉の姐さまとか?』

手前だよ!っともう少しで言いそうになった。

「ちげぇよ。任務の予行練習だ。」適当なことを言って流す。

『ふーん、でも練習でも誘ってくれてありがと。楽しかった!』そう微笑み乍ら言う彼女。

「嘘だよ、さっきの。手前を口説く為に誘ったんだ。」

酒が入ってるせいか素直に言ってしまった俺。
もう後戻りはできない。

「なぁ、いつになったら俺を男として見てくれんだぁ?いつになったら落ちてくれんだ。」

もうヤケだ。



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