第11章 年上の彼女 中原中也
結局考えたが、無駄だった。
「あー。糞っ。」
----立原と広津と呑みにきていた。
俺はいつもの如く一杯目でいい感じだ。
「立原ぁー、年上の女を口説くにはどーしたらいいんだ?」
広津「おや、珍しい。」
立原「え"。俺っすか?俺なら甘えるっすね〜じぃさんは?」
広津「私は食事に誘ったりしますかね」
「なんて誘うんだー?」
広津「ふむ、ではちょうどいい。年上女性で練習してみればいいのでは?」
「は?どーいうことだ。」
『こんばんわ、ふふ。もう酔っ払ってるの?』
「え"。さん。なんでここに??」
『広津さんに誘われて。』そういい、広津と目配せし微笑む彼女。
立原「ちょうど良いじゃないっすか!中也さん!」
『??なにが?』
「い、いや。なんでもねぇ。それより明日飯でも行かねぇか?」
『ええ、大丈夫よ。』
「じゃあ決まりだ、明日迎えにいく。」
まさかの展開に俺の機嫌は良くなった。
明日こそ、余裕のある彼女をギャフンと言わせてやる!と意気込む。