第10章 可愛い彼の裏の顔 中島敦
敦Said
思わず彼女に言ってしまった。
あまり太宰さんと仲良くするな。っと。
分かっていた、これが嫉妬だと言うことを。
男の嫉妬は女性から嫌われる。っと太宰さんが言っていたので、言えずにいた。
しかし言ってしまった。
これでさんに嫌われてしまったかもしれない、、、。
突然彼女の腕が、首に回ってきた。
『ごめんなさい。敦くんが何も言わないからって私甘えてた。』
私だったら嫌なのに。っと言葉を付け加えて。
思いがけない言葉に僕は彼女を抱きしめた。
「僕の方こそすみません、男が嫉妬するなんて。情けないのに」
『そんなことない、だって嬉しいもの。私なんかに嫉妬してくれるなんて』
顔を赤らめてそう言うことをいう彼女にドキッとしたと同時にあまりの可愛さに、抱きたいだという感情に襲われた。
彼女を再び壁に押し付け、深く口付けをする。
手を胸へと移動し、服の上から揉む。
彼女は突然のことにびっくりし、少し抵抗をする。
『ん、だめ、あつしくん。そと。』
「今すぐさんが欲しいんです。ダメですか?」
そう言うと彼女は少し困った顔で、僕のシャツの釦を外した。