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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第9章 看病  芥川龍之介


『へ?』
今なんて言った、飲ませる?
龍はベッドに上がってきて、ジュースを口に含んだ。

『ちょ、龍。まっ、っん』
そのまま龍の手は私の後頭部へと周り口付けをされた。
突然のことに口が空いてしまい、ジュースを口移しされた。飲みきれなかったのが口から垂れる。

その垂れたのを龍はペロッと舐めた。

「飲んだか。あと一口飲ませてやる。」手に持っているジュースを口に含もうとするので、慌てて止める。

『ま、待って!自分で飲めるから!』
「熱が出ていたら、看病するものだと。太宰さんが教えてくださった。遠慮するな」

あの野郎!なんてこと龍に教えるんだ!!っと心の中で叫ぶ。

『大丈夫だから、それにキスしたら龍が欲しくなっちゃう。』
つい心の声が漏れた。

自分で言ったのに恥ずかしくなった。
龍の顔をチラッと見る。

フリーズしている。
『な、なんて!冗談。自分ので飲めるから大丈夫だよ。ありがと!』っといい龍の手からジュースを奪おうとするとまたしても手を掴まれた。

目が合った。獲物を捕食するときの目。

「僕も#NAME11#が欲しい。」と言い、ジュースを口に含み口付けをされた。
『っん。』ゴク。

ジュースが無くなるまでされた。
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