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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第9章 看病  芥川龍之介


朝から身体が怠く、少し眩暈がする。

少しの体調不良で休むなんてことはできない。
私は任務へ向かう。

『よし、こんなもんか。』
「!後ろ!」

振り向くと倒れていたはずの男が起き上がり、ナイフを持って襲ってきた。
いつもならこんなヘマしないのに。

「羅生門!」
男「っう。」バタンと男は倒れた。

『ありがとう、龍。』
「珍しいではないか、お前が殺し損なうなんて」

『気が緩んでたのかも、引き締め直します!』っと言い一歩を踏み出す。

途端に私の身体は右へ傾く。地面にぶつかる寸前で龍が抱き止めてくれた。

「おい、大丈夫か。はっ。お前熱があるじゃないか。」
『え、身体はだるいと思ってたんだけど、、、』

「帰るぞ。」そういい私を横抱きにして拠点へ戻った。

ただの風邪らしい。
点滴をしてもらい、今は自室で休んでいる。

コンコンとノック音が鳴る。
おそらく龍だろう。 返事をすると、龍が入ってきた。

「大丈夫か?」 『うん、ごめんね。手間かけさせて。』

「そんなことはない。具合はどうだ?」
『まだ熱はあるけど、点滴のおかげで楽になったよ、明日になれば元に戻るはず』っとは言ったものの、まだ身体はポワポワしている。

「これ、樋口が。熱があるやつは水分補給が大事だからと。」
龍の手にはヨーグルトジュースが、、、。
熱があると飲みにくい物ではあったが、嬉しかった。

『ありがとう、あとで飲むね!』といい受け取る。
受け取った手を龍に掴まれる。

「俺が飲ませてやる」
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