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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第7章 はじめて。  中原中也


中也Said
太宰がとんでもない事をに聞いた。
飲んでいた水は全て口から出た。

なんつーこと聞きやがる。
はキョトンと顔をしている。
太宰の言っている事は理解できてないようで安心する。

付き合ってから半年経つが、まだを抱いていない。
接吻の先は未知の世界。
彼奴も初めてだろうが、俺もまだ未経験。

正直なところ、抱きたい。身も心も俺のものにしたい。
彼奴に不安な思いをさせないか、痛い思いをさせないかと考えると手が出せなかった。

なんとか怒りを抑えつけて拠点へ到着する。

は報告書制作のため太宰の執務室に籠るとのこと。

俺も自室で報告書のチェックをする。

コンコン
「ちゅーやー」と部屋に入ってくる太宰
「俺は入って良いなんていってねーぞ」

太宰「ねぇちゅーや、初めてじゃないよ?」
「はぁー!??」「彼氏いたことねーって言ってたじゃねーか!」

太宰「彼氏はいたことないよ?マフィアなんだからそういう教養は大事だからね〜。私が手取り足取り教えたのだよ。」
「っく!手前彼奴はまだ17だろ!いつ教えたんだ」

太宰「14だったかなー?」 「手前ー!そんな早くに!!」
は太宰に恋愛感情がないことは分かっているが、糞太宰にの初めてを奪われていたことが胸糞悪い。

と出会ったのは、俺が15の時。
つまり出会った時点で処女では無かった可能性が高い。

悔しさと嫉妬で頭が爆発寸前。
俺は今してる仕事を全部放り出して、部屋を出た。
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