第6章 温泉旅行 中原中也
名を呼ばれ振り向くと中也だ。
『中也、もう上がったの?よくここが分かったね!』
「ぁあ、手前が上がるって聞こえたからなぁ、なんとなく手前がここにいる気したんだ」
束ねていた私の髪の少し落ちた部分を指でクルクルしながら言う中也
中也はいつもの帽子は被っていなくて、浴衣姿だ。
よく似合っている。
髪が少し濡れていて、情事の時もこんな感じだ。なんて思ってしまい、目を逸らす。
顎をそっと持たれ、中也の方へ向かされる。
「こっち見ろ」と言われて、見上げる。
そのまま唇が落ちてきた。
くちゅ。『っん、っふぁ。ぁ。』
暫く軽い口付けをしていたら舌を入れられ、口内を暴れ回られる。
中也の手が浴衣の隙間から太ももに触れ、そのまま上へ上がり下着の上から秘部をなぞられる。
『っん、だ、めぇ。』「ダメじゃねーだろ、こんなに濡らしやがって」 下着をずらされて指を入れられる。
中也との口付けだけで、濡れてしまう身体になったのは中也のせい。
ほぼ毎日抱かれているので、キスだけ身体が反応してしまうのだ。
指のスピードが上がる、外だから声を抑えるのに必死だ。
『ッッん、んぁ。はぁ、や。』
もうダメ、イキそう。
立原「あれー、中也さんー?どこだぁ」
突然のことに中也も私もフリーズ状態
立原くんが探しにきたのだ、急いで戻らなければ。
中也の顔を見る。凄く嫌な予感しかない。