第1章 勘違い 中原中也
中也Said
山積みになった報告書を片付け、首領に報告しに行った帰り。
そろそろ彼奴戻ってくる頃か?っと医務室へ向かう。
男女の話す声が聞こえる、声の主は彼奴と芥川だ。
此奴らは同い年だし、同期のようなもんだから仲がいい。
ただ、芥川は恐らくに好意を持っている。
俺らの言うことは聞かないのに、の言うことは聞く。
俺との食事は断るくせにとは食事に行く。
俺もに好意を抱いている。
明るくて、分け隔てなく接し、芯が強い。おまけに美人でスタイルが良い。マフィアの華だ。
2人の会話に聞き耳を立てる。
芥川「〜奴には〜するもんだ」
『ありがと〜お礼に〜お返し』
聞き取れない部分があったがどういうこだ?此奴ら付き合ってんのか?
俺の頭の中の解釈はこうだ。
芥川「好きなやつには接吻するもんだ。」
『ありがと、私もお礼にキスのお返し』
実際そんなこと一切話してない。
ちょこっと壁から顔を出し様子を見ると距離がめちゃくちゃ近けぇ!
俺は焦りと嫉妬心から医務室へ入る。