第38章 本当の気持ち 芥川龍之介
部屋から出ようとするとに手を掴まれた。
驚いて振り向けば、頬を真っ赤に染め瞳を潤ませたと目があった。
あまりにも妖艶な姿に自身の理性はほぼ崩れた。
その時だった。
ピロン♪
自身の携帯から音が鳴った。
「ッ、、、!///」
相手は太宰さん。
メッセージの内容に驚愕した。
"やぁ芥川くん!ちゃんなんだけど多分媚薬飲んじゃったと思うんだ。だから楽にしてあげて!これも任務の一環だからね"
の様子がおかしかった理由は太宰さんからのメッセージで理解した。
媚薬を飲んだ、、、楽にさせる、、、
そんなの方法は一つしかない。
だが、僕(やつがれ)は女を抱いたことなんてない。
他の奴のほうが、、と思ったがが他の男に抱かれるのが嫌でたまらなかった。
理由は判らない、でも嫌なのだ。
ならば僕(やつがれ)がするしかない、、、
なんて伝えればいいのか必死に頭の中で考えるも全く思いつかない、、、その時だ
『ッン、、、ごめん、、、芥川くん、、私は大丈夫だから。変に引き止めちゃってごめんね、、、ッ』
の表情は苦しそうだ。
然し、彼女は必死に笑顔を作っていた。
その顔を見た瞬間、僕(やつがれ)は決心した。
「ッ、、、実はな、、、」