第38章 本当の気持ち 芥川龍之介
今まで聞いたことのない甘い声を上げるに戸惑う芥川。
そして自然と声を洩らしてしまい、恥ずかしがる。
ほんの少しの沈黙の時間が流れた。
口を開いたのは意外にも芥川からだった。
「す、すまない///急に、、、、。大丈夫なのか?」
『ンだ、大丈夫、、ごめんね、変な声出しちゃって。ちょっと吃驚しただけだから、、、ッン芥川くん?///』
芥川の行動には赤面した。
「熱はないようだな、、、とりあえず部屋で休んでおけ。今日の任務は僕(やつがれ)だけで問題ない。では、、、、ッ!」
の額に手を当て、熱がないかを確認する芥川は冷静を装うのに必死だった。
熱はなさげなので今日は彼女を休ませることにし、部屋から早く出ようとした。
このままこの場に居続けたら本当に彼女を襲いそうだったから、、、
彼女からは甘い香りがしていた。
いつもとは違う、、、女の色気の香りだ。
理性をなんとか保ち、部屋から出ようとする芥川の手をは掴んでいた。
も自身の行動に驚いていた。
芥川が部屋から早く出ようとしているのもなんとなく判っていた。
でも、、、そばにいて欲しかった。
今だけは、、、
『ッ、、、行かないでッ///』