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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第36章 愛を伝える日 太宰治


『んっ、はっ、、あつぃ、、太宰く、、、んぅ』

「ふふ、可愛い、、、」

身体が熱くて堪らない、、、
ほんの少し太宰くんに触れられるだけでも身体はビリビリとした。
早く太宰くんが欲しい、、、欲しくてたまらない、、、

どうしてこんなになっちゃったんだろう、、、

ふと数分前のことを思い出す。

猪口齢糖を掴んだタイミングで太宰くんにまだ食べちゃダメと云われた。

首を傾げると、、、

「よし、場所変えよっか!」

そう云って、私の手を掴み酒場を後にした。

『だ、太宰?、、、まさか此処?』

「うん!」

眩しいほどの笑顔を向ける太宰くんに反し、私は逃げようとする。

何処に行くのだろう、、、と呑気に考えていると連れて来られたのはなんとラブホテル、、、

昼間からってのと、もし国木田くんにバレれば私まで怒られる!
慌てて逃げようとするもしっかりと腕を掴まれており、逃げ出せない、、、挙げ句の果てには、、、

『ッ!!太宰くん下ろして!!』

「だぁーめ、下ろしたら逃げちゃうでしょ?」

お姫様抱っこをされ、ホテルへと強制連行されたのであった。

『んっぅ、、はっ、、ンん、やっ、、、』

「、、、好きだよ、、、」

部屋に入るや否や、バフっと優しくベッドへと押し倒され、甘くて激しい口付けに蕩けそうになっていた。

どれくらい接吻をしていたのだろうか、、、
ちゅぱっと態とリップ音を鳴らし唇が離れると、銀色の糸が二人を繋ぎ、ぷつっと切れた。

「ふふ、顔真っ赤にして可愛い」

うっとりとした表情をする太宰くんは普段に増して色気を放っていた。

そんな彼にきゅんっとしていると先ほどの猪口齢糖を一粒掴んで口を開けて?と首を傾げる太宰くんに再び胸が高鳴った。

私は口をゆっくり開けると、、、、

「いい子だね、、、」


甘い味が口の中に広がった、、、、、


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