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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第34章 猫の恩返し 中原中也


にゃん

「ふっ、くすぐってぇよ」

車内には中也と太宰の二人と一匹の白い猫がいた。

はポートマフィアへ加入することを選んだのだ。

早速森の元へ向かうところなんだとか、、、

車内は少し狭いのでは猫に変身し、今は中也の肩の上に飛び乗り頬を擦り合わせていた。

そんな二人を見て大きな溜息を吐く太宰はを呼び乍ら手招きをする。


「ッ!」


は何の疑いもなく、太宰の膝へ飛び移った瞬間中也は何かを察しを呼んだ、、、、、が遅かった。


ぼんッ、、、、と音と共に人間の姿に戻るは太宰の膝の上にちょこんと乗っかっていた。

そう、太宰がに触れた為異能力が無効化されたのだ。

「うふふ、ちゃんったら大胆だねぇ」

『ッ///』

太宰の言葉に顔を真っ赤に染めるとそんなの表情を見て機嫌が悪くなる中也、逆に機嫌が善い太宰。

「は俺ンのだ!返せ!」

グイッと肩を掴まれ今度は中也の膝の上に気付けば移動していたはさらに頬を真っ赤に染めた。

「いつから彼女は君のモノになったのだね?」

「此奴を拾った時からだっ!」

「そんなの理由にならないさ。恋仲でもないのなら私にもまだチャンスがあるということだ、、、そうだよね?ちゃん」

『へっ、、、?///』

「ッ糞太宰、、、!!!は渡さねぇ!!」

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