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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第34章 猫の恩返し 中原中也


中也さんを狙っていた犯人は彼の部下"西野"だった。

おまけに最近よく耳にしていた無差別殺人も彼の仕業らしいのだ。

彼がこんなことをした理由は優秀な中也さんを妬んでのことだったそうだ。

無差別殺人を起こしたのは、中也さんが殺されても無差別殺人に巻き込まれただけだとカモフラージュする為、、、

よくある話だが、人間の欲は恐ろしいものだと身に染みて感じた。

西野は勿論処刑、彼の家族や彼と親しかった者たちは姿を消したそうだ。

それは中也さんを狙っている人間たちへの見せしめであり、脅しだ。


恐らくこれで中也さんが狙われることは二度とないだろう。

安心したが同時に寂しくなった。

これで完全に私はもう二度と中也さんと逢うことはないということだからだ。

太宰さんとの約束だから、、、。

"二つ目は情報屋から足を洗い、中也の前から姿を消し二度と逢わないということだ。"

"中也は闇の世界の人間だ、光の世界には行けない。光のない世界に彼はいる。然し光の世界で君が生きているだけで、、、、、中也の光となるのだよ。"


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