第3章 白雪姫 太宰治
突然の口付けに驚く。
太宰くんの顔を見ると、不安そうな目をしていた。
彼の頬を撫でる。私はここにいると伝えるように。
唇とそっと噛まれる。口を開けろと言うことだろう。
そっと口を開けると舌が入ってきた。
くちゅ。『ッンふ。ッん。』「っん。」
長く濃厚な口付け。立っていられなくなるが、太宰くんに支えられる。
唇を離し、首筋へ移動する。ちゅ。っと音を立てて印をつけられる。
いくつかの印をつけ終わると。ぎゅっと抱きしめて耳元で囁かれる。
「私を置いていかないでくれ給えよ。」
返事をする代わりに彼に口付けをする。
ふんわりと微笑む太宰くん。
「君をもっと近くで感じたい。いいかい?」と返事をする前にお姫様抱っこをされ、ベッドは寝かされる。
『最初からこのつもりで早退したの?』「勿論だとも」
困った人。でもそんな彼が堪らなく好き。
彼がつけてるループタイへ手を伸ばし、外す。
彼もそれを合図に私の服を脱がし乍ら身体中にキスをする。
『っん、んぁ。ぁん。』
太宰くんの長い指が秘部をなぞりながら中へいれる。
身体は太宰くんが欲しくて堪らない。
『だ、太宰くんが、ほし、い。ッン』そう伝える。
太宰くんは妖艶な笑みを浮かべる。
「名前で呼んでくれ給え、そうしたらお望み通りモノをあげよう」
太宰くんの首に手を回す。
『治くん、治くんがほしいの。だいすき。』
「よくできました、お望みのモノはこれかな?」
一気に挿れられ、私は絶頂する。
『っぁあん!』「そんなに欲しかったのかい?」そう言い乍ら私の頬を舌でなぞる。