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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第3章 白雪姫 太宰治


真っ暗闇の中に立ちすくんでいた。
私は死んでしまったのか。と何故か冷静な自分がいる。

最後にもう一度太宰くんに逢いたかった。
逢って伝えたかった、生きろっと。
彼はとても寂しがりな人だ。きっと私を追いかけてくるに違いない。
こっちに来たら追い返さなければと思っていた頃。

突然光が差し込む、あったかい。

目を開けると太宰くんが近くに。
周りには敦くん、与謝野先生、国木田さん。
生きてる。っと実感する。

太宰さんに抱きしめられ、「おかえり、」と言う。
ただいまと伝えて太宰くんの背中に手を回す。

敦くんが謝ってきた。私の身体が勝手に動いたのだから気にしないでと伝える。
身体の毒は消えたようで、体調も異常はないが大事をとって早退する事になった。

何故か太宰くんとともに。
最近同棲を始めた。
太宰くんが同棲したら自殺癖が減るかもと言い出したのが始まり。
私も太宰くんとの時間が増えるのが嬉しいので喜んで了承した。

部屋に入った瞬間、壁に押さえつけられた。
そして深い口付けをされる。
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