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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第33章 出逢いと別れ 中原中也


そろそろ約束の一ヶ月だ。

との別れの時が近づいている。

然し、この一ヶ月間と過ごしてきたのだ。

当たり前だが手放せなくなっていた。

が可愛くて仕方がないのだ。

だから俺はを正式に飼おうと決心した。

それをに提案してみようと思い、任務から急いで戻ってきたのだが、、、、


「?、、、?」

いつもなら俺の机の上で丸くなって眠っているの姿がないのだ。

辺りを探しても見当たらない、、、。

ふと窓に視線が移った。

「はっ!、、まさか、、、!!」

慌てて窓の下を覗き込んだが、の姿はない。

窓を閉めるのを忘れて出て行った自分を責めた。

恐らくは窓から逃げ出したのだろう、、、。

であれば逃げ出さないと思い込んでいたのだ。

もしかしたら賢いのことだ、約束の一ヶ月を覚えていたのかもしんねぇ。

が元気でいてくれればそれでいい。

こんな所よりも外で伸び伸びと過ごす方がいいに決まっている。

そう自分に云い聞かせた。


元気でな、、、、、、、



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