第31章 愛する人の為、、、 太宰治、織田作之助
太宰「やっぱり来ないよね、、、さて行くか。」
念の為にには時間と場所だけ知らせたが、彼女は現れなかった。
仕方がない、そりゃそうだ。
散財ひどいことをされた挙句処刑覚悟で抜け出そうなんて、信じるわけもない。
判っていたが、やはり少し期待してしまっている自分もいた。
太宰「とりあえずあの人の元へ行こうかな、、、ッ!」
気持ちを切り替え、歩みを進めた時だった。
目の前に現れた人物に一瞬時が止まった。
『太宰くん、、、私も行く』
太宰「っ!」
私は彼女の元に走った、そしてそっと抱きしめた。
久しぶりに感じる彼女の温もりだった。
太宰「、、、必ず幸せにする」
『うん。』
そして私たちはポートマフィアを去った。