第31章 愛する人の為、、、 太宰治、織田作之助
『ッ、、、少し考えさせて』
太宰「判った、明日の任務中に私は姿を消す。それまでに返事を聞かせて欲しい」
『判った。』
太宰「、君がどちらを選んでも私は君の幸せ願う」
太宰くんはそう云い残し部屋を出て行った。
静かになる部屋、私はお腹に手を当てた。
本当にここにいるんだ、、、。
正直実感はない、でもなにかは感じる。
首領に渡されたエコーの写真を見る。
小さくて丸いモノ、それを見るたび愛おしいのだ。
なんとなくこの子は織田作との子だと感じた。
この子は私が守る。
あとは太宰くんだ。
彼は私と織田作の関係は知らない。
だからこの子の父親だと自分で云ったのだろう。
太宰くんと共に抜けるか、、、それともここに残るか、、、。
私は決意した。
愛する人の為に、、、