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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第3章 白雪姫 太宰治


敦Said
与謝野「辛うじて心臓は動いているが、体温は低いし呼吸も浅い。私の異能力も効かない。あと数時間で心臓も止まるかもしれない。すまない、何もできなくて。」辛そうな顔でさんの頭を撫でる与謝野先生。

国木田「犯人は致死量の毒を盛ったと言っていた。あの男の異能力は毒。くそ!もっと早く俺が捕まえていれば。」

さんが僕を庇ったせいだ。
早く犯人を捕まえてさんを助けなくては。

バン!っと扉が開く。
初めて見た、息を荒らし余裕のない顔の太宰さん。
太宰「!」太宰さんが触れるも目が覚めない。

ことの詳細を太宰さんに伝える。謝罪も含めて。

太宰「成程、異能力を解除するには犯人に直接触れるしかないということだ。敦くん犯人見つけるよ!」

「本当に申し訳ないです。僕が隙を見せなければ」

太宰「は敦くんを助けてくれたんだ、自身を犠牲にして。だから今度は敦くんがを助ければ良い。」
そう言って太宰さんはさんへ寄る。

太宰「待っていてくれ給え、」と言い、そっと彼女の唇へキスを落とす。

絶対に救ってみせる。
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