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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第30章 ツンデレな彼女 中原中也


---七年前

「なぁ!」

『、、、、、。』

「おい!!」

『、、、、、。』

「おいっ!訊いてんのかよ!」

『聞こえてる』

「ンだよ、無視すんなよ」

『私の名前は"なぁ"でも"おい"でもない』

「悪かった。えっと、、、」

『、』

「、、、俺は中原中也だ」

『宜しく、中也』

「お、おう///宜しく」

ふっと微笑んだに俺は胸が高鳴った。

この時は一目惚れだと気づかなかった。

が好きだと認識し、付き合ったのはこの一年後のことだ。

付き合うきっかけになったのはとある任務での出来事だった。

「なに!?が捕まっただと!?」

とある組織を解体するべく任務へ向かった達だったのだが、途中で連絡が途絶えたのだ。

応援に駆けつけた部下たちはその場の光景に息を呑んだ。

その場は血の海と化しており、仲間達が倒れていたのだ。

ほとんどの者は死んでいたが、瀕死状態の者も数名いた。

その中の1人がが連れて行かれたと証言したのだ。

今回解体する組織は、そこまで力がある組織ではない。
が負けるはずがねぇ。

部下「報告にはなかったのですが、異能力者がいたそうです。さんが人質になるから他の者は見逃せと、、、そう云ったようです」

「ッ、、、」

彼女らしい。
は普段ツンとしているが、実は仲間思いで情も熱い人間だ。

きっと瀕死の仲間を救おうとしたのだろう。

「糞っ、、、」

が心配だった。
早く見つけださねぇと、、、、

??「私の力が必要かな?」 



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