第30章 ツンデレな彼女 中原中也
「っ!!手前ら、、、重力に潰されてみるかぁ?」
見つけ出したの姿を目にした途端、俺は怒りが抑えられなかった。
そしてその場に居た敵は全員その場で処刑した。
『ちゅ、、うや、、?』
「!しっかりしろ、もう大丈夫だ。」
『中也、、、』
俺はの手足を拘束していた鎖を外し、自身のコートをの肩にかけ抱き締めた。
俺の行動に少し驚いたではあったが、すぐに安心したのか身体を小さく震わせ涙を流していた。
この時俺は初めての涙を見た。
の服はボロボロにされ、身体のあちこちにはアザが出来ており、額からは出血していた。
彼女が受けた拷問は想像を絶するほど辛いものだったはずだ。
怖かったに違いない、むしろ死んだ方がマシだと思ったかもしれねぇ。
もっと彼奴らを痛めつけてから殺すべきだったと後悔した。
暫くすると落ち着きを取り戻したが口を開いた。
『どうして此処が判ったの?』
「太宰の野郎だ」
『太宰くんが?』
「ああ」
そう、あの時現れたのは太宰だったのだ。
太宰は敵の居場所を割り出し、俺に教えてくれたのだ。
勿論条件付きで、、、、
『条件は、、、?』
「次の任務の時に犬になれってよ」
『私の為に、条件を飲んでくれたの?』
「ああ」
『大丈夫、私が中也の代わりに太宰くんの犬になる、、んっ!//』
俺が太宰の犬になるということはこの上ない屈辱であることを判っているは自身が代わりになると云おうとするも接吻(キス)で阻止する。
『、、、中也、、、?///』
「好きだ、。だから手前を太宰の犬なんかにはさせねぇ」
『えっ、、、?///』
目を大きく見開くに俺は言葉を続けた。
「ずっと好きだった、出逢った時から。今日手前が捕まってやっと気付いた。手前を失いたくねぇって。」
『中也、、、』
「二度とこんな目には遭わせねぇ、俺が手前を一生守る。俺と付き合ってくれ、」
目に涙を溜めたは頷き、俺に飛びついたのであった。
これが俺とが付き合った話。