第28章 初恋 織田作之助
「おい!なんで彼奴は、、、はあと一年しか生きられないんだ!あんなに元気なのに、、、金なら出す、だから、、、助けてくれ!!」
の言葉に俺は理解ができず、爺さんに詰め寄った。
医者「すまん、、、こればかりかはワシにはどうしようもないんじゃ。」
は心臓に爆弾を抱えていたのだ。
彼女は俺がいないところで発作を起こしていた、そして昨日も、、、
次発作が起きれば、助かるのかどうかも危うい状態なのだ。
「そんな、、、、」
医者「心臓、、、移植ができればもしかしたら助かるかもしれんが、、難しいじゃろう。」
心臓移植をするにはまず順番を待つしかない。
子供の心臓は貴重で、なかなか移植なんて出来ないのだ。
おまけに心臓移植が出来るのは金がある所ばかり。
金を出し、順番を繰り上げているんだとか、、、
運命とはあまりに残酷だ。
『あっ、作之助!!さっきはごめんね!』
の病室へ戻ると彼女はいつも通りに戻っていた。
俺は部屋を飛び出したことを謝った。
『ねぇ、作之助お願いがあるの』
俺は彼女の頼みに二つ返事で返した。