第27章 とある作戦 ニコライ・ゴーゴリー
「あっ、ー、、、んっ?」
『ふふ、それでねー!」
シグマ「そうなのか、それで、、、?」
やけにシグマと親しげに話すにニコライは不思議に思った。
あの二人はそんなに仲が良かったのかと、、、、
いつもなら自分が現れれば、仔犬のように尻尾を振りやってくる。
今日はそれがないのだ。
それにやけに、、、、
『ほんとシグマの髪って綺麗だね!』
シグマの髪を触ったり、肩をつついたりとボディータッチが多い。
ニコライの胸の中はザワザワと騒がしくなる。
自分以外の男の前で笑顔を見せる。
それが許せない気持ち、そして不安が襲ってきたのだ。
が離れてしまうのではないかと、、、、
嫌だ、嫌だ、は渡さない、、、、。
パシッ
『えっ、、、ニコライ、、、?、、きゃっ、、、』
シグマと話していた。
然し突然現れたニコライに手を掴まれたと思えば、彼の異能であっという間に彼の部屋へと移動し、ベッドへ押し倒されていた。
はニコライを見上げると目を見開いた。
何故なら、彼はとても寂しそうな目をしていたからだ。
『ニコライ、、、、?』
「、、、、僕よりもシグマくんがいいかい?」
『え?、、、違っ、んぅ、!』
違うと否定しようとしたが、接吻されたことにより云うことが出来なかった。
『んっ、、、ふっ、、んぅ、、、』
深い口付けは苦しくて、甘いものだった。
酸素を吸おうにも、それさえ許されない接吻に酸欠になりそうになり、彼の胸を必死に叩いた。
「んっ、、、、凄く可愛い、、、もっと乱れた君が見たい、、、、見せてくれるよね?」
ニコライの瞳はまるで肉食獣のように光った。
この瞳をした彼からはもう逃げられない、、、、。