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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第25章 番犬くん 中原中也


バァン!!

「っ!!」

古びた倉庫の扉を蹴り飛ばし、中に入った。

目の前の光景に頭の血管が切れそうになった。

数人の男に囲まれたは、服はボロボロになり額からは血を流し、震えていた。


男A「やっと来たか!中原中也!やっぱり弱みを握られたら大人しく来やがったな!」

「手前っ、、、、に何しやがった!!」

男A「お前を呼べと云っても嫌がるから、少しお仕置きしただけだ」

男は厭らしい手つきでの頬を撫で回す。

「目的はなんだ」

男A「復讐だ、この前お前が俺らの組織をぶっ壊したその仕返しだ!数日間お前を見張り、女を見つけた。此奴を人質に取れば俺たちには手出しできねぇだろ?」

「ッあん時のか、、、、」

この前とある組織を解体した。
そん時に数人取り逃したが、下っ端の奴らどもだった。
放っておいても問題ねぇと思って見逃した。

それが間違えだった。

俺のせいでを傷つけてしまったのだ。



男A「さぁ、中原中也!そこに跪け!大人しくしとけよ?一歩でも動けば可愛い彼女さんのお顔がぐちゃぐちゃになる。それともやはりマフィアなら見捨てるのかな?」

「ッく、、、、」

俺は大人しく跪いた。


『駄目っ!!中也くん!!!』

が最後の力を振り絞って男を突き飛ばし、2人の距離が離れた瞬間を俺は見逃さなかった。




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