第25章 番犬くん 中原中也
「はっ、、、?探偵社、、、?」
『うん、でも事務員だけどね。』
付き合って数日後に、俺は彼女の正体を知った。
なんとは探偵社の人間だったのだ。
ポートマフィアとは敵対する組織、まさか彼女が探偵社の人間だったなんて、、、、。
然し、への気持ちに熱が下がることは一切無かった。
本当は互いの為にも付き合うべきじゃない。
でも初めて人を好きになった。
簡単に諦められなかったのだ。
然し、は?
俺の正体に気付いたら、離れちまうかもしんねぇ、、、、。
それが怖くて、本当のことを云えずにいた。
そんなある日のことだった。
仕事終わりに彼女と待ち合わせをしていた。
然し、なかなか現れないが少し心配になった。
いつもなら2.3分遅れるだけでも必ず連絡をいれてくれる彼女なのに、今日は連絡がないからだ。
急かすのも悪いと思い、もう少し待っていようと思った時だ。
〜♪ (着信音)
からだった。
すぐに電話を取ったが、声の主はではなかった。
相手の用件に頭に血が上った俺は目的地へと急いだ。